モンスターハンター2(ドス?)
            T.ジャンボ村の人々

すがすがしい風が吹き、太陽が光り輝く下に小さな村がある。小さいが、活気に満ち溢れてい
る。そんな緑が揺れる村の入り口に一人、少年が立っている。薄い水色の髪、涼しい顔をして
いて、目は黒い。そして、村を眺めている。歳にして10代半ばだろうか。王国の兵士の標準軽
装備である薄い鉄の胸当てと肩を守るための皮でできた、ペアのガードを着けている。腰に
は、穿いている半ズボンを固定するための<アイアンベルト>を着けている。ベルトにはいくつ
か皮袋を付けいている。そして、背には少年の背丈ほどもある大形の刀、<鉄刀>を背負っ
ている。
この刀は、ハンターたちの狩りの武器の1つ、太刀だ。ハンターとは依頼を受け、<飛竜>など
といった、いわばモンスターを狩ったりする仕事のことだ。だが、狩猟だけがハンターの仕事で
はない。時には、依頼品の納品や、商人の護衛など、様々だ。
ハンターの主な武器は11種類ある。大きく分けて近距離戦武器と遠距離戦武器だ。前者は<
剣士>と呼ばれ、後者は<ガンナー>と呼ばれる。
剣士の武器は大剣、太刀、片手剣、双剣、ハンマー、狩猟笛、ランス、ガンランスの8種類あ
る。
<大剣>はとても大きく、重量のある剣だ。だがその重みが剣の威力を増す。
<太刀>は主に大きい刀だ。太刀で斬ると気分が乗っていき攻撃が楽になる。さらに使い慣
れたハンターなら練気という気がたまり、気刃斬りを放つことができる。
<片手剣>は剣と盾が一組となったもの。軽く、動きやすく、剣を持ったままでも道具を使いや
すい。
<双剣>は剣が2本セットになった武器。軽く、動きやすい。気合で剣をこすり合わせ鬼人化す
ることで乱舞を叩き込む手数勝負の武器。しかし、鬼人化はスタミナの消耗が激しい。
<ハンマー>は非常に重い槌形の武器。破壊力は全武器中最大。力をためた攻撃はまさに
一撃必殺。
<狩猟笛>は、巨大な笛。この音色は聞いた人の潜在能力を引き出したり、傷を癒したりす
る。
<ランス>は槍と盾がペアになっている防御重視の武器。盾と槍をいかした突進は強い。
<ガンランス>はランスと同じく、盾と槍がついている。だが、槍は槍でも銃槍と呼ばれる火薬
を使った砲撃でも攻撃できる高性能な武器だ。中でも竜撃砲は強力。
ガンナーはライトボウガン、ヘビィボウガン、弓の3種類。
<ライトボウガン>は軽く、主にサポート弾が撃てるものが多い。速射機能が備わっているも
のもある。
<ヘビィボウガン>は重いが、遠距離武器中攻撃力は最大。シールドをつけることも可能。
<弓>はボウガンほど多彩な攻撃はできないが、それを補うビンがあり、軽くなっている。
ハンターはこれらの武器で自分にあったものを使って狩をする。だが、中には時と場合によっ
て武器の種類を変える者もいるが、慣れないときつくなってくる。
そもそもハンターとは常に死と隣り合わせなのだ。
いつ飛竜や、ハンターを恐れた権力者が騎士団を送り込んでくるかわからない。
・・・しかし、そんなことは極稀であるが。
少年は、このジャンボ村の紹介状を開いて見た。
「ハンター募集!経験者でも初心者でも大歓迎!教官による指導も受けれます!!来てくれ
た者には1500zを援助します。」と書いてある。
少年は紹介状を閉じ、村に入った。外から見るよりは広く思えた。入り口の近くにいた人に村
長はどこですかと尋ねると、酒場に居ると言われたので酒場を目指す。
酒場が見えてきた。
しかし酒場といっても壁がなく、カウンターに屋根が申し訳なく着いただけのものだった。
途中、穴ぼこだらけの家を見かけた。少年は、あの家にはあまり住みたくないな。寒そうだし。
と心の中で思った。
酒場には人間とは違う種族の者が数人居た。
一人は大きな鼻、大きな耳、そして大きな壺のような荷物をかついだ竜人族の若者。
そして獣人族のアイルー。獣人と言っても人のように二足歩行するだけで、人の姿をしている
わけではない。外見はネコだ。
このアイルーは狩場にも現れるが、ハンターの邪魔はあまりしない。たまにタル爆弾を使って
攻撃してくる。
そしてもう一人はどこの種族かわからない、ひげがピンと伸び、腹がでていて、指がない水か
きのような手をしている。
あとは<ヘルパーシリーズ>に似た服を着た少女と、鍛冶用のハンマーを持ち、左手は腕全
体を覆うスミスミトンをはめているおばあちゃんが一人。
酒場はそんなに広くない。イスも、数個置いてあるだけだ。
カウンターの横には<モンスター取引価格>の表示板がたっている。
あれは狩った、または捕獲したモンスターをそこに表示してある価格で引き取ってくれるという
物。
これは、ハンターのやる気高めるために作られたととも言われているが、本当のところは知ら
ない人が多い。
少年はしばらく酒場をボーッと眺めていたが、目的を思い出し、再び歩き始め、酒場に居る
人々に声をかけた。 
少年「すみません。村長は居られますか?」
4人と1匹はいきなりの声に驚いたようだ。
そのあと竜人族の若い男が軽くせきをし、こちらに近寄ってきた。
竜人族「ああ、俺が村長だ。よろしく。君は?」
少年「シスと言います。このハンター紹介状を見てやって来ました。よろしく」
すると村長はすごく驚き、すぐに嬉しそうな顔に変わった。
村長「おお!そうかそうか!君が一人目だよ!さあ、これは援助金の1500zだ。受け取ってく
れ」
シス「え、一人目・・・ですか。ということはハンターは僕だけなんですね」
シスは1500zは受け取りながら自分で確かめのため、口に出して言った。


管理者メッセージ(隠)・・・この小説は2005、6年くらいに書き始めたものです。だから、ドスなんです^^;


あとがき・ちなみに、真面目に書こうとしすぎて、めちゃめちゃになってます^^;すいません^^;あと、説明文ばかりで
すけど気にしないでください。


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